市政の動き−議会報告

【15.01.26】「二度と戦争を起さない」企画を

被爆者の活動が核兵器使用のボタンを押すことを阻止

   日本共産党の宮川金彦議員は、12月議会一般質問で、戦後70年・被爆70年の企画について、質しました。
 文部省は、1947年5月3日に公布された日本国憲法の解説のために、「あたらしい憲法のはなし」を同年8月2日に中学1年生用社会科の教科書として発行しました。
 宮川議員は、このなかの「戦争放棄」を紹介し、戦後70周年を「二度と戦争を起こさない」という原点に立った企画の検討を求めました。
 また、日本は核戦争の唯一の体験国であり、広島への原爆投下で、お母さんが乳飲み子を抱え半狂乱になていた話や被爆者の活動が核兵器使用のボタンを押すことを阻止したという話を紹介し、「地上から核兵器をなくす」企画の実施も求めました。
 市は、戦争のない・核兵器のない平和な世界の実現は人類共通の願いである。戦後70年にあたり、戦没者を追悼し平和を祈念する式典の開催を検討していると答えました。
 また、「地球上から核兵器をなくす」企画については、特別な行事は予定していないが、毎年8月、市役所内に被爆の悲惨さを伝えるポスターを展示しているが、その充実など検討していく、と答弁しました。

        あたらしい憲法のはなし(「戦争放棄」)

 みなさんのなかには、今度の戦争に、お父さんやお兄さんを送り出した人も多いでしょう。ご無事にお帰りになったでしょうか。それともとうとうお帰りにならなかったでしょうか。また、空襲で、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。
・・・こんな戦争をして、日本の国はどんな利益があったでしょうか。何もありません。ただ、おそろしい、悲しいことが、起こっただけではありませんか。戦争は人間を滅ぼすことです。・・・
 そこで今度の憲法では、日本の国が、けっして戦争をしないように、二つのことを決めました。
 その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさい持たないということです。・・・しかしみなさんは、けして心細く思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国より先に行ったのです。世の中に正しいことぐらい強いものはありません。
 もう一つは、よその国と争いが起こったとき、けして戦争によって、相手を負かして、自分の言い分を通そうとしないということを決めたのです。
 みなさん、あの恐ろしい戦争が二度と起こらないように、また戦争は二度と起さないよう致しましょう。

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