市政の動き−議会報告

【17.10.08】南明治第三土地区画整理事業をこのまま進めるのは問題

権利者の7割が欠席、それでも整備方針を決める

 南明治土地区画整理事業は、JR安城駅南側の25.2haを3つの地区に分けて事業を進めています
 第一地区は花ノ木町・末広町で、第二地区は御幸本町のアンフォーレ、JAあいち中央本店周辺です。第三地区は第二地区以外の御幸本町で未整備地区となっています。
 第三地区は昨年度、勉強会を3回、車座集会を3回(10日間)開催しました。市は、第1・2回の勉強会、車座集会では整備方針(案)であったものが第3回では整備方針になっています。
 権利者186名の中で1回も参加しない人が136名(73%)いました。
 宮川議員は、7割を超える権利者の意見や要望が反映されていない整備方針は問題があると指摘しました。

権利者の6割は現状に満足

 市は、意向調査(2015年11月実施)の結果を踏まえて当初の整備方針案を作成したとしています。
 宮川議員は、意向調査の結果を見ると、地区のまちづくりについてでは、地区の現状に「たいへん満足している」が20%、「まあまあ満足している」が41%で計61%だ。
 一方、「やや不満である」が9%、「たいへん不満である」6%で、計15%だ。
 この結果は、まちづくりは必要ないが61%。必要だが15%となる。権利者は区画整理は今、必要ないということになる。
 市は立ち止まって、まず、権利者に納得をしてもらう努力をすべきだと指摘しました。
 区画整理は、権利者にとっては減歩という土地の削減や清算金というお金の負担が伴うことから、権利者の納得は前提条件です。

「市の提示する案には反対意見が多く」 日本共産党にメール

 日本共産党安城市議団ホームページにメールが寄せられました。次のような内容です。
 「現在、第3地区におきましては、市の提示する案に、住民が賛成していると言えるような状況ではありません」
 「勤労福祉会館の場所が公園となっている案についても、市が『公園を作らなければならないから』ということで、提示しているだけです」
 「繰り返しになりますが、今まで、市が行ってきた第3地区の説明会や車座集会では、市の提示する案に反対する意見が多く、区画整理事業そのものに前向きでない方が多い雰囲気であることも加えておきます」

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