市政の動き−議会報告

【17.10.20】特養ホーム待機者・減少どころか3年前より増加

養介護3〜5のみで7,339人

   愛知県は7月25日、今年4月1日時点の特別養護老人ホームの待機者が7339人であることを発表しました。
 3年前調査に比べ、減少するどころか、反対に54人増えています(表参照)。
 この調査は、高齢者保健福祉計画策定の資料とするために、愛知県が実施しているものです。今回は、今年4〜5月に県内の全特養ホーム365施設(回答は331施設)を調査したもので、「重複して申し込みをしている人」「老人保健施設など他施設に入所中の人」を除き、「1年以内の入所を希望する要介護3〜5の人」を集計したものです。
 この3年間、県下各地域で地域密着型特養ホームを含め施設整備がすすめられてきましたが、整備が入所希望者の増加に追いついていないことを示しています。

来春2施設がオープンしても待機者は解消せず―安城市

   安城市の待機者は、3年前より19人減少したものの139人にのぼっています。
 来春、定員100人の特養ホームが福釜町に、定員29人の地域密着型特養ホームが篠目町にオープンする予定です。
 しかし、福釜町の施設には市外の人も入所できるため、オープンで何名の待機者が解消できるか、現時点では分かりません。
 要介護1〜2の場合でも、特別の理由があれば入所できることになっており、実際の待機者は、今回の調査結果より多いと思われます。
 現在、2018年度から向こう3年間の「介護保険事業計画」の策定作業がすすめられており、「待機しなくても入所できる」施設整備計画とすることが必要です。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
RSSフィード(更新情報)