市政の動き−議会報告

【18.03.18】核兵器禁止条約、ヒバクシャ国際署名

「核兵器のない世界の実現の第1歩となる」市長

 昨年7月7日、ニューヨークで行われた「国際会議」は、人類史上初めて核兵器を違法化する核兵器禁止条約を、国連加盟国の約3分の2(122カ国)の賛成で採択しました。
 条約採択の瞬間、会場前方の画面に「賛成122」という数字が映し出されると、参加者の喜びが爆発しました。被爆者の役割に次々と熱い感謝が寄せられました。
 広島の被爆者でカナダ在住のサーロー節子さんは「この瞬間が来るとは思ってもみませんでした。この日を70年間待ち続け、喜びに満ちています。これは核兵器の終わりの始まりです。私は世界の指導者たちに心からお願いします。この地球を愛するなら、この条約にサインしてください」と発言し、万雷の拍手を受けました。
 核兵器禁止条約は、核兵器の非人道性を厳しく告発し、その使用、開発、実験、製造、生産、保有などのほか、核兵器の威嚇も禁止し、核被害者支援を促したいます。
 唯一の戦争被爆国である日本政府は背を向けています。
 宮川議員は、核兵器禁止条約について、神谷学市長の認識を質しました。
 市長は、「私は、核兵器や戦争のない平和な世界の実現を心から願っており、この条約採択が、核兵器のない世界の実現を目指すための第一歩となると思っています」と答えました。

ヒバクシャ国際署名「今のところ考えていない」市長

   ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名(ヒバクシャ国際署名)は、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことをすべての国に求める署名です。
 この署名は、「平均年齢80歳を超えた被爆者は、後世の人びとが生き地獄を体験しないように、生きている間に何としても核兵器のない世界を切望しています。あなたの署名が、核兵器廃絶を求める何億というう世界の世論となって、国際政治を動かし、命輝く青い地球を未来に残すことを確信します」と訴えています。
 この署名に賛同した自治体首長は1019人に達し、全国1788自治体の過半数となっています。愛知県では知立市みよし市など25人の首長が署名しています。
 宮川議員は署名を求めましたが、市長は「今のところ賛同の署名は考えておりませんが、平和首長会議に積極的に関わっていきます」と答えました。

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