市政の動き−議会報告

【18.03.27】新安城駅改築等(橋上化)市民は理解、納得していない

うちの母は高架になると喜んでいた。周りの人もみんなそう思っている

 宮川議員は、印刷会社の社長が「新安城駅は高架になるのではないですか、うちの母は高架になると喜んでいた。周りの人もみんなそう思っていますよ。高架にならなければ意味がない」と言っていたことを紹介し、
また、日本共産党のアンケートでは市税30億円投入に「反対」が78%を占めているとして、この事業は市民は理解、納得していないと指摘しました。
 市は、市民への周知は、昨年5、6月の新聞報道や周辺住民には「まちづくりニュース」で周知を図っていると答えました。
 宮川議員は、「まちづくりニュース」は回覧を含めて1200部。多額の税金を投入する事業を多くの市民が誤解するような説明のままで進めていくのは問題だ。市はアンケート等で市民の意向を調査すべきではないか、と指摘しました。

名鉄との再交渉を 運賃に駅舎の改築費用は含まれている

 アンケートでは、「株主ですが、中間報告書を見ると四半期純利益133億3700万円あるのに負担が少なすぎる。名鉄と話し合うべき」「駅やホームは鉄道会社の責任で対策すべきもの。利用者は運賃という形で提供している」など、名鉄との再交渉を求める声が多数寄せられています。
 市は、約10年間、協議を重ねてきた。名鉄は市が負担しなければ現在の駅舎を使い続けると主張。これ以上、交渉を続けても時間が過ぎていくだけ。北部地域発展のために、事業は必要であると判断した、と答えました。
 宮川議員は、市は事業の必要性の1つに「駅周辺のまちの魅力を向上させる」としているが、30億円はここには使われない。駅を新しくしなくても駅周辺の魅力あるまちづくりはできる、と指摘しました。

新安城駅1号踏切の解消 市民・議会・行政等で協議を

 アンケートでは、「まず、あの開かずの踏切を解決してほしい」など、新安城駅1号踏切の改善を求める声がいっぱい寄せられています。
 市は鉄道高架化について、膨大な事業規模と莫大な予算、権利者や関係機関との調整に長い年月が掛かるとして、交通の分散化を図るための道路整備や歩道整備により、踏切の安全性を確保していく、と答えました。
 宮川議員は、市民が切実に求めている鉄道高架化を先送りすべきでない。市民、議会、行政等が真摯に話し合う場を設けて検討していくことを求めました。

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