市政の動き−議会報告

【18.07.01】雨水対策にシャモットの活用を…ふかや議員が提案

雨水が浸透せず、歩行者や自転車利用者は不愉快

   最近の雨の降り方は熱帯地方のような大変激しいものがあり、排水溝には勢いよく雨水が流れています。 車道の多くはアスファルトかコンクリート舗装で、歩道もアスファルトが多く雨が降るとすぐ側溝へ流れてしまいます。
 また、歩道では地盤沈下によるのか水たまりができ、雨が降っている間はずっと水たまりの状態で歩行者や自転車利用者は大変不便・不愉快な思いをしています。
 学校の運動場、公園のグラウンドでも、金曜日に降った雨が翌日の土曜日に晴天になったにもかかわらず、運動場の水が引かず行事が行えなかったという事例もあります。

シャモット(破砕瓦)は、 排水改良・暑さ対策に有効

   愛知県陶器瓦工業組合(高浜市)によると、「シャモット」とは、瓦を砕いて粉状あるいは粒状にしたもので、名古屋工業大学と連携し、破砕瓦の有効活用を目指した実証実験に取り組んでおり、液状化対策やヒートアイランド抑制材、のり面の滑り止め、防草効果などで成果を上げつつあるとのことです。
 高浜市は観光案内所「オニハウス」の敷地や町内会施設「きづな会館」に、碧南市は沢渡公園や羽久手公園などグランドの排水改修工事で採用しており、「水はけが悪かったが、透水性がよくなり好転した」としています。
 大府市は製造会社の緑地帯に防草と景観改良で導入し、半田市も暑さ対策として民間マンションの公園遊歩道に使用しています。
 安城市内でも民間駐車場やマンションンの小さな庭に使用されています。
 個人宅でも駐車場を兼ねた庭に敷き詰めてあり、住民の方は「透水性がある、夏は涼しい、踏むと音がするので防犯の役目もある。土と違い草取りが楽」と評価されています。

公園整備等にシャモット活用を! 補助事業の対象・周知徹底を!

ふかや議員は「シャモット」を新設する公園に利用すること、補助事業のパンフレット作成時に「シャモット」のことも明記し、市民に周知するよう求めました。
 市は「公園での利用実績はないが、今後、公園で排水の検討をする際には、検討材料の一つとする。個人利用では補助事業の要件を満たすため、費用の一部を補助することができる」と答弁しました。
「安城市雨水貯留浸透施設設置補助事業」とは
 雨水タンクや既存浄化槽を転用した雨水貯留槽」「雨水を効率よく、地中にしみ込ませる浸透管や浸透マス」「雨水側溝」「透水性舗装」等を設置した場合、補助金が交付される



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