市政の動き−議会報告

【18.07.05】新安城駅改築等 安城市97%、名鉄3%の負担

名鉄の負担を多く見せるため宿舎整備費6800万円を入れていた

 これまで市は名鉄の負担は1億7400万円と説明していました。ところが、今回6800万円減額の1億600万円としています。
 市は、6800万円は名鉄の宿舎の整備費であり、先行して整備は完了したと答弁しました。名鉄の宿舎は、取り壊す名鉄ビルの中にあり、駅舎改築とは関係ない費用です。
 宮川議員は、「職員の宿舎整備費を事業費に入れていたのは、名鉄の負担を少しでも多く見せるためのものとしか思えない」と指摘しました。  

市の負担30億円余の中身を明らかにせよ

 市は30億円余の市の負担の内容は、2017年3月6日の会議報告書の「概算事業費及び費用負担(案)」と同じとしています。
 宮川議員は、「市民の貴重な税金を投入することから建築工事費など14項目の市の負担額を明らかにすべきではないか」と質しました。
 市は、「名鉄が工事発注する際に、積算内容が類推され、公正公平な契約事務に支障をきたすため公表できない」と答えました。

なぜこの事業を請願にしたのか

 市は名鉄との交渉で、「橋上化事業が安城市の請願事業ないことについて、名鉄社内で理解を得た」(16年2月9日)としています。
 ところが、3月議会で永田議員の質問で「名鉄に請願したという形をとった」と答弁しています。
 宮川議員は「市はなぜ請願したのか」と質しました。
 市は、「名鉄は市の請願でなければ、駅舎をこのまま使う。財政の良好なこの時期がチャンス」などの理由をあげましたが、市民がどんな思いで税金を納めているか、分かっていない答弁です。

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