市政の動き−議会報告

【18.10.08】エアコン設置計画を早め、来夏に利用できるよう前倒しを!

中学生が利用できるのは、再来年の9月以降では遅すぎる・・・ふかや議員

 9月4日の安城市議会一般質問で、日本共産党のふかや恵子議員は、小中学校等のエアコン設置計画を早め、来夏には利用できるよう求めました。

熱中症事故防止の事務通達…文科省     共産党市議団も早期設置を申し入れ

   文科省は、5月15日付及び7月4日付で「熱中症事故の防止について」事務連絡を出しましたが、7月17日に豊田市で発生した児童の死亡事故を受け、翌18日に改めて事務通達を出しました。このなかで「気象庁が発表する情報や環境省熱中症予防情報サイトの暑さ指数等の情報に充分留意し、気温・湿度などの環境条件に配慮した活動を実施すること」「熱中症事故は、運動部活動以外の部活動や、屋内での授業中においても発生しており、また、体が暑さに慣れていない時期、それほど高くない気温(25〜30度)でも湿度等その他の条件により発生していることに留意すること」を求めています。
 また、日本共産党安城市議員団も7月25日、神谷市長に対し、「市内の公立幼稚園・小中学校の普通教室への空調機器(エアコン)設置を求める申入書」を提出し、早期設置を求めてきました。

気象庁は今夏を「異常気象」と総括      市内の最高気温38・6度を記録 、 真夏日・猛暑日も続出

   気象庁は、今年7月の天候を「異常気象」と総括しました。また、9月3日に今夏(6〜8月)の天候まとめを発表しましたが、そのなかでは「7月23日に埼玉県熊谷市で観測史上最高の41・1度を記録したことをはじめ、全国927観測地点のうち、202地点で過去最高気温を記録した」としています。
 安城市内でも、7月23日に38・6度、8月3日に38・1度の最高気温を記録した他、6月から8月20日までの間に、30度を超えた「真夏日」が36日、35度を超えた「猛暑日」が18日もありました。
 このような猛暑は、今後も続くと予想されており、普通教室へのエアコン設置は急務です。
 さらに文科省は、教室の望ましい温度をこれまでの「10度以上30度以下」から「17度以上28度以下」に変更しており、この点からも早期設置が必要です。

今年度予算に計上(債務負担行為)や早期着工で、来夏には利用できるように!

 このような経過もあり、安城市は、9月議会提案の補正予算案にエアコンを設置するための設計委託料として4,000万円を計上しました(詳細は本紙8月26日号)。
 ところが、実際に子どもたちがエアコンが整備された教室を利用できるのは、小学校1〜2年生と特別支援学級は来年の7月からですが、小学校3年生以上は再来年(20年)の7月から、中学校は再来年(20年)の9月からです。この計画については、市民から批判の声が出されています。
 ふかや議員は、実施設計の委託期間を短縮すること」「今年度の補正予算に計上(債務負担行為)することにより、設置工事の着工時期を早め、来年の7月までに設置すること」を求めました。
 質問に対し市当局は「来年の7月からの使用開始は困難だが、少しでも早められるよう発注方法など現在検討中である」「子どもたちの命を最優先する考えでやっていきたい」と答弁しました。

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