市政の動き−議会報告

【19.04.08】高齢にともなう難聴者への補聴器購入費用の助成を

補聴器は他人と交わるための大事なサポート役

   「補聴器が高くて買えない」という声が出されています。
 2月20日付中日新聞の「発言」欄に「補聴器やっとなじんだ」との見出しで66歳の主婦の投稿が掲載されました。
 その要旨は、「幼いとき患った流行性耳下腺炎の影響で左耳が聞こえず長年、右耳だけに頼って生活してきたが、60歳を過ぎて右耳も聞こえにくくなり、5年前に補聴器を手にした。付け始めた頃は、新聞を広げる音やエアコンの音など、いろいろな音がまるで襲ってくるかのように聞こえ、未知の国へ迷い込んだ気分になった。『これが普通なのかも。慣れよう』と思ったり『補聴器を買うんじゃなかった』と後悔したり、定期的に店を訪れ小まめに補聴器の調整をしている。最近やっと『補聴器を諦めなくて良かった』と思えるようになった。補聴器はいつまでも他人と交わるための大事なサポート役だと考え始めている」というものです。
 静岡県長泉(ながいずみ)町は同県で唯一、高齢者の補聴器購入の助成がある自治体です。2013年4月から当時の施策の柱の一つ、高齢者支援の新しい制度としてスタートしています。
 実施要綱は、「聴力機能の低下がある高齢者に対し、(略)高齢者の生きがいづくりと生活支援及び社会参加の促進を図ることを目的」とし、対象者は、…に住民票のある65歳以上 ⇔昭の聴力が50以上〜70デシベル未満 障害者総合支援法による補聴器支給の対象にならない人です。申請は1人につき1回のみで、支給額は購入費の2分の1以内、上限は3万円です。 購入店の指定はありません。
 助成を受けたい高齢者は、申請書や医師の証明とともに補聴器の領収書などを添付し、担当課へ提出。5年間(13〜17年度)に53名が利用しています。
 障害者手帳の交付対象にならない軽度・中等度難聴の子どもには助成する自治体が全国的に広がっていますいます。共産党市議団は、安城市でも実施するよう要求してきましたが、2016年度から実施しています。

「今後、研究してまいる」と答弁

 ふかや議員は、高齢者の難聴にも健幸都市にふさわし助成制度の創設を求めました。
 市は「補聴器の使用が有効である一方で、音の調整の難しさや価格の高さなど、利用者にとって負担となっていることは承知している。加齢に伴う軽度・中等度の難聴高齢者に対する補聴器の購入費助成については、現時点では考えていないが、今後研究して参ります」と答弁しました。
 第8次安城市総合計画(2016年度〜23年度)は、「支援が必要な人が今後、急激に増加するため、日常生活を支援する制度が必要」としています。補聴器購入費助成は、「日常生活支援制度」そのものであり、早急に実施すべきです。

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