市政の動き−議会報告

【19.07.23】市民の目線を貫いた日本共産党

森下議員―議案に反対、請願に賛成の討論

 6月市議会には、市長から条例の一部改正や補正予算、工事請負契約の締結など、合わせて44本の議案と1件の諮問等が提案されました。森下さちこ議員は、このなかで市の施設使用料等に消費税増税分を転嫁する条例23本と、名鉄南桜井駅ホームに上屋等を設置するために、名鉄と工事協定を締結する議案について、討論を行ったうえで反対しました。
 また、「後期高齢者医療費窓口負担2割化の中止を求める意見書採択に関する請願」について、紹介議員を引き受けるとともに、「採択」を求め、賛成討論を行いました。

使用料など引き上げ―消費税増税分を転嫁―

   安城市は、10月から消費税が10%に増税されることを前提に、市民会館や公民館、福祉センターなどの使用料・手数料及び上下水道料金に増税分を上乗せする議案を提案しました。


使用料等への消費税転嫁分は、国へ納付する必要なし

 森下議員は、反対討論のなかで「7月の参議院選挙において、野党は増税中止を掲げている」、「世論調査でも増税反対が過半数を占めている」、「低所得者ほど、家計への負担が大きい」、「上下水道料金を除き、施設の使用料等に上乗せされた消費税分は、国へ納付する必要がない」、「市民活動支援のため、料金を据え置く選択もある」ことなどを指摘し、引き上げ条例に反対しました。



名鉄南桜井駅・改修はだれも反対しない、市費負担が問題!!

   名鉄南桜井駅のホームに上屋と自動改札機を増設する工事を安城市が全額、負担して施工する予算が今年度当初予算に計上されています。
 安城市は、名鉄が改修工事を始めるにあたり、「市と名鉄が2億2,000万円で工事協定を締結する」議案を提案しました。
 森下議員は、「乗客が増え、利益を得ている名鉄が負担しないことがおかしい」、「駅の利便性の向上や乗客の安全確保は、名鉄の責任である」、「危険を感じることがあれば、迅速に改善を求めるのが安城市の役割である」、「市民の方から『なぜ民間企業の施設改修に税金が使われるのか。市民の生活より名鉄駅が大事なのか』との声がよせられている」ことなどを紹介し、協定を結ぶことに反対しました。

後期高齢者医療2割負担反対・・・今こそが意見書の提出時期

   森下さちこ議員と石川翼議員の紹介で、「後期高齢者医療費窓口負担2割化の中止を求める意見書採択に関する請願」が提出されました。
 審査を付託された福祉環境委員会では、「制度を維持するために負担増も致し方ない」、「低所得者への特別対応も検討されている」、「請願時期尚早」などの意見が出され「不採択」とされました。
 森下議員は、「現在の1割負担でも受診を控えている方がある」、「制度を維持しても、制度の主人公である高齢者が必要な医療をあきらめてしまえば、本末転倒である」、「財政制度等審議会が、早急に2割負担へと引き上げるよう求める建議を出した今こそ、請願を『採択』とし、意見書を提出すべきである」と賛成討論を行いました。

6月議会提出議案等に対する各議員の態度一覧

 

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