市政の動き−議会報告

【19.10.14】緊張感ある安城市議会に!

「質問原稿の提出」見直しを

   安城市議会の一般質問や議案質疑を傍聴されたことがありますか。
 私は、以前はキャッチの録画放映を、最近はインターネットによる中継をみるようにしています。
 みていて痛切に思うことは、議員と行政側が緊張関係を保ち、丁々発止の議論をやっていただきたいということです。
 議員が質問する場合、1回目は原稿を読むことが一般的ですが、再質問以降は原稿なしで質問するのが当たり前だと思います。
 ところが、第1質問に対する答弁、再質問とそれに対する答弁、再々質問とそれに対する答弁のほとんどで原稿が淡々と読み上げられています。
 このような運営の根拠は、2006年に一問一答方式が導入された際、「通告前・後にこれまで以上に綿密に質問内容・答弁内容について確認を行うこと」「執行部への質問原稿は、できる限り早く提出すること」との「申し合わせ」がされたことです。
 2007年9月の地方分権改革推進委員会で片山善博前鳥取県知事が、「ほとんどの議会で『八百長と学芸会』をやっている」「一番ひどいのは北海道議会ですね」と発言されたことがあります。
また、テレビ朝日のサンデープロジェクトで「北海道議会の学芸会化と八百長議会の実態」が放送されたこと、現在も強く印象に残っています。
 現在の安城市議会は、これに近い運営といっても過言ではないと思います。
 2009年3月議会を傍聴された市民の方が、当時の新聞に「再質問であっても両者に原稿がつくられており、読み上げるだけ」「セレモニー化した緊張感のない議会運営こそ見直すとき」との投書をされたこともあります。
 安城市議会は、今こそ「質問原稿を提出する」等の申し合わせを見直すべきです。
 さらに、市長提案の条例や予算案についての質問内容を、事前に担当課へ連絡する慣例など、何をか言わんやです。直ちにやめるべきです。
              (元安城市議会議員 竹内由満子)

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