市政の動き−議会報告
【20.05.24】特別定額給付金―申請書の送付始まる
世帯主がまとめて申請
国が決めた新型コロナウイルスの経済対策、全住民に一律10万円を支給する特別定額給付金の申請書の送付が、5月20日より始まりました。基準日(2020年4月27日)に住民基本台帳に記載されている家族全員の名前が印字された申請書が世帯主宛に届き、世帯主が家族分の給付申請をまとめて行います。
申請期間は、5月20日から8月20日までです。
市は3密を防ぐため郵送、またはオンラインでの申請を呼びかけています。
ゴールデンウイーク中のオンライン申請最多!
安城市は、5月1日よりマイナンバーカードを利用したオンライン申請の受付を開始しました。 19日までに2000件を超える申請があり、15日に約1500件、20日に約500件の給付を行いました。
今後、郵送での申請も増加することが見込まれるため、安城市は少しでも早く給付できるよう職員を増員して対応する予定です。
オンライン申請、手作業チェックで職員の負担増
安城市は、受付開始より2000件を超えるオンライン申請を受付けましたが、申請に誤りが無いか職員が1件1件、手作業で確認をしました。
オンライン申請でも世帯主が家族分をまとめて申請しますが、電子証明書には家族の情報が記録されていないため、家族に過不足がないか、名前の間違いがないか等、住民票と照合する必要があります。
またオンライン申請は、必須の項目を入力しなくても申請できたり、何度でも申請できたりと、早さと正確さが求められるオンライン申請のシステム自体の不備も目立ちました。
マイナンバーカードの申請、「定額給付金」申請可能で急増
個人番号制度が導入されて5年が経ちますが、2020年2月時点で安城市のマイナンバーカードの交付件数は2万4118枚(取得率12・8%、全国は15・5%)で、カードの必要性が問われていました。
国はカードと保険証を結びつける、マイナポイントをつけるなどの施策案で、22年度中にほぼ100%の国民にマイナンバーカードを取得させるよう働きかけを行っていました。
新型コロナウイルスの影響で暮らしが圧迫される中、国はマイナンバーカードを利用して特別定額給付金の申請ができると発表し、安城市の4月のカード申請件数が1381件、5月は932件(5日現在)となりました。
申請から交付まで約一ヶ月半かかりますが、4月のカード交付件数は491件で、平時より申請が3倍近くに急増しました。
期限切れ対応にも追われる
特別定額給付金のオンライン申請には、マイナンバーカードとオンライン申請できる環境が必要となりますが、マイナンバーカードのICに記録されている公的個人認証の電子証明書の有効期限切れや、暗証番号失念のため来庁される方も増え、連休明けにはカードの申請客と合わせて最大3時間待ちという状況になりました。
5月10日(日)に、電子証明書の更新や暗証番号を失念した方を対象に対応窓口を開設したところ、1日で71件の来庁者がありました。平日では想定以上の申請で早く受付けなかった情報システムも、日曜日は比較的スムーズに受付けることができたとのことです。
24日(日)も開設予定です。