市政の動き−議会報告

【20.09.05】2019年度決算 全国8位の財政力

実質42億円の大幅な黒字、市民の負担軽減に

 安城市の2019年度決算は、歳入766億円余、歳出711億円余で、差し引き54億円余の黒字です。そして、翌年度へ繰り越す財源11億円余を差し引いた実質収支は42億円余の大幅な黒字となりました。
 この黒字は、市民の負担軽減に活用すべきです。 子どものインフルエンザ予防接種助成を1000円から2000円に引き上げと高齢者(65歳以上)のインフルエンザ予防接種1500円を1000円へと引き下げても7700万円(対象者全員実施)の予算でできます。

財政力指数 1.33

 安城市の19年度の財政力指数は1.33で、全国792市の中で8番目です。依然として財政力は豊かです。
財政力指数が1・00を超えるということは、標準以上の行政ができるということです。それを市民が実感できることが重要です。  

義務的経費の状況 36.7%

 義務的経費とは、性質別経費のうち、人件費、扶助費、公債費の3つをいい、歳出に対する義務的経費の割合が小さいほど財政の弾力性があるとされています。
 市の義務的経費は8億6千万円余増加していますが、歳出総額が大きく増加したため、1.6ポイントの減少です。

経常収支比率 79.1%

 経常収支比率は、財政構造の弾力性を示す数値で、高くなると財政運営は硬直化すると考えられています。
 市は79.1%で、依然として良好な財政運営であると判断しています。

実質公債費比率 0.3%

 実質公債費率は、収入に対する負債返済の割合を示す指標であり、過去3か年平均が18%を超えると市債の借り入れが届け出制から許可制になります。
 市は0.3%ですから、借り入れ状況は良好です。

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