市政の動き−議会報告

【21.09.12】国保税引き下げを!  5年連続10億円超の黒字

15億円超える繰越金あるのに2020年度も国保税引きあげ

   会社などを退職し、協会けんぽや組合健保から国民健康保険に加入した多くの人から「あまりの高さにビックリ」「高すぎる」との悲鳴が上がる国民健康保険税。2019年度に次年度繰越金が15億4800万円もあるのに2020年度に国保税を引き上げました。9月議会に提案された決算は、引き上げの必要性が全くなかったことを示しています。

1世帯7万5,000円の引き下げ可能な繰越金

 グラフは、安城市国民健康保険特別会計決算の「次年度繰越金」の推移を示したものです。
 繰越金は2016年度に約2倍に増え、17年度は約1・5倍に、18年度以降は、ほぼ同額を維持しています。
 この繰越金は、必要以上の国保税を徴収した結果によるものであり、「国保税引き下げ」で加入者に還元すべき財源です。
 ところが安城市は、「県が示す標準保険料率に従う」として、黒字分(繰越金)には手をつけず、2018年度に続き20年度も国保税率を引き上げました。
 「標準保険料率」は、安倍政権が導入した「国保の都道府県化」によってつくられたものですが、「参考値」に過ぎず、自治体に従う義務はありません。
 20年度の国保加入世帯は約2万600世帯であり、15億5800万円余の繰越金は、1世帯当たりにすると7万5600円余となります。国保加入者は、新規に加入する人、後期高齢者医療に移る人など、年々、変わります。一刻も早く引き下げ還元すべきです。  

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