市政の動き−議会報告

【21.10.02】これでいいの? 市営住宅 入居までの空室期間

空室期間最短4カ月、最長2年2カ月

   住宅に困窮し、比較的収入の少ない方に安い家賃で住んでいただくための市営住宅。安城市には、17団地875戸あり、市が管理しています。昨年度の状況をお知らせします。
 2020年度に市営住宅を退去したのは43戸、入居したのは41戸でした。
 入居した41戸において、退去してから新しい住人が入居するまでの平均空室期間は、待機型で12.2ヶ月、抽選型で9.1ヶ月で、長期間空室になっていたことが分かりました。
 退去後は、退去検査をし、入居可能な状態にするため、畳やふすまの張り替え、電気工事等の修繕を行います。工事の進捗から入居可能な時期の予測をたて、待機者へ入居の案内をします。
 その後、待機者から提出された書類を基に入居審査を行い、契約書を取り交わします。
 退去から入居まで業務が順調に進めば、空室期間は最短4ヶ月であると市は説明します。
 空室期間が長くなる理由として、入居案内後の待機者からのキャンセル等が挙げられます。昨年度、失格やキャンセル等は45件あり、次の待機者に案内をし入居に至った件数は21戸で、約半数となっています。
 また、修繕を依頼しているシルバー人材センターの処理能力が追いついていないことも理由に挙げられ、今後、改善を検討する予定です。

新型コロナによる住宅困窮者への支援も

   新型コロナウイルス感染症の影響による住宅困窮者への支援として住居確保給付金がありますが、安城市では市営住宅の提供もおこなっています。
 対象者は新型コロナの影響で、主たる生計者が解雇等により離職した世帯で、居住する住宅から退去を余儀なくされ(退去の見込みを含む)、住宅に困窮する方です。
 風呂なしの住宅でしたが、提供するために湯沸かし器とシャワーを設置しています。
 昨年度、この制度の利用件数は1件でした。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
RSSフィード(更新情報)