市政の動き−議会報告

【23.03.12】給食費・医療費の無償化 公約の早期実施を

森下さちこ議員が新市長に質問

 三星市長が就任し、初めての議会が開会されています。代表質問・一般質問では、今後の市政運営に関する内容が多く取り上げられました。
 3月6日に一般質問に登壇した森下さちこ議員は、子育て支援政策について質問しました。

小中学校給食費の無償化    制限つけずに早期実施を

   「小中学校給食費の無償化請願」は、12月定例会で不採択にされましたが、2月の市長選挙では三星・永田候補が公約に掲げました。
 森下議員が、学校給食費無償化を公約に掲げた考えを質したのに対し、三星市長は「安心して子どもを産み育てやすい環境を整えていく必要がある」、「義務教育にかかる費用のうち、多くを占める給食費を無償化していくことが、たとえ部分的であっても、子どもを持つ家庭への大きな支援になる」、「教員の事務が軽減し、子どもたちと向き合う時間が確保されることで、教育環境の向上にもつながる」との考えを示しました。
 また、無償化の対象や実施時期については「小中学校全てを対象にするかどうかも含めて、6月議会に上程する補正予算案の中でお示しする」と答弁しました。
 森下議員は、質問の最後で「6月補正では、4月に遡り、全ての小中学校を対象に実施すること」を求めました。

高校生世代の通院医療費無料化 「 24年4月実施を目指す」と答弁

   安城市は現在、中学生までは通院・入院医療費を、高校生世代は入院医療費の無料化を実施しています。
 子どもを育てる世帯からの要望が多くあった高校生世代の通院医療費無料化。市財政への影響額は1億円程度であり、市の財政規模からしても大きな負担ではありません。しかし、市はこれまで「実施する考えがない」と答弁してきました。
 森下議員の質問に対し市長は、「政府が『異次元の少子化対策』を掲げたことや、市民生活では物価高が家計を圧迫していることからも、子育て支援策の需要がさらに増してきている」と述べ、さらに「高校生世代の通院医療費無料化を実施する県内市町村が、2023年中に約半数に達する見込みであり、地域差による子育て世代の負担感解消を図っていくことが必要である」との考えをを示したうえで、「2024年4月からの実施を目指す」と実施開始時期について明言しました。  幸田町に続き、安城市も18歳までの全ての子どもたちが、お金の心配をすることなく、病院にかかることができるようになります。

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