市政の動き−議会報告
【25.02.09】2024市民アンケート
マイナ保険証統一 反対が多数
2024年に実施した市民アンケートでは、市政だけでなく国政についても意見を募集しました。
これまでの健康保険証が廃止されマイナ保険証に統一されることについて及び選択的夫婦別姓制度について、賛成、反対の意見の一部を紹介します。
【賛成の意見】
〇デジタルが発達することは良い。メリットの方が多い。
〇なりすまし防止のため写真付きであるべき。
〇個人情報をデジタルで一元管理できるため、医療機関での手続きが簡略化される。
〇医療現場の負担軽減。
〇管理しやすい。
【反対の意見】
〇不具合ばかりで不便。
〇5年毎の更新が必要なら大反対。
〇市役所に行くのが面倒臭い。時間がない。足がない。
〇紛失が心配。
〇マイナンバーを持ち歩くことに抵抗感。
〇高齢者には使いづらい。
〇子ども(老親、障がい者、施設入所者)のカードを作るのが大変。更新できるのか心配。
〇マイナンバーカードは任意のはずが、強制に限りなく近い。
〇従来うまく機能しているシステムを廃止する理由が分からない。
〇デジタル化がさらに進めば、個人情報を国が一元管理することになり、将来的に心配。
〇マイナ保険証利用者を見たことがない。
〇政治(デジタル担当大臣)が信用できない。
〇両方使えるようにすれば良い。
昨年12月で従来の健康保険証の発行は終了しましたが、国民健康保険証、後期高齢者医療保険証は7月31日まで、各健康保険組合の健康保険証は12月1日まで有効です。
日本共産党は従来の健康保険証廃止の撤回を求めて運動を続けています。
政府は通称使用と言うが・・・ 選択的夫婦別姓 賛成多数
【賛成の意見】
〇「選択的」であれば賛成。
〇女性の社会的地位に大きく関係する。早く導入してほしい。
〇個人の自由。当事者が決めれば良い。
〇苗字を変えると手続きが面倒。結婚、離婚時に女性の負担が減る。
〇選択的でさえ進まない日本に希望がない。
〇反対する政権の論拠があまりにも弱い。
〇夫婦同姓は日本のみ。諸外国から周回遅れ。
〇必要としている人がいるなら導入すべき。
〇よその家庭のこと。別姓にしたい人は別姓にできる世の中の方が良い世界だと思う。
〇現在、制度がないため結婚に踏み切れない。
【反対の意見】
〇子どもの姓はどうするのか問題がある。
〇通称使用が認められている。
〇戸籍制度を壊す必要はない。
〇多様性もほどほどに。
〇同姓で嫁に来た家に溶け込むこと。
〇日本文化を大切に。
〇現状で問題がない。
〇無理に結婚する必要はない。
現在、結婚すると夫か妻のどちらか一方の姓しか名乗れない「夫婦同姓」と法律が定めており、95%の女性が改姓しています。アンケートの意見でも女性が改姓することが前提の意見も多くありました。
昨年、日本政府は国連女性差別撤廃委員会から4度目になる勧告を受けています。
日本共産党は1987年以来、別姓を認める民法改正を一貫して要求してきました。現在、国民世論はすでに7割以上が選択的夫婦別姓制度の導入に賛成し、自民党以外の国政政党は全て賛成をしています。
今年7月に行われる参議院選挙でも少数与党に追い込み、夫婦別姓制度導入を実現させましょう。