市政の動き−議会報告
【25.02.23】市とバス会社の信頼関係が良好（高松市）
条例制定で公共交通利用促進
森下さちこ議員は２月５日、岡崎市、みよし市の日本共産党議員とともに、高松市の公共交通施策について視察を行いました。
岡山駅から快速マリンライナーで１時間程度。瀬戸大橋を渡ると四国の玄関口・高松市です。 中心市街地は海に面し、鉄道駅、バスターミナル、港が近接しています。丸亀町丸亀商店街は再開発による復活に成功したとして、2018年に安城市まちづくり特別委員会も視察に訪れています。
高松市の公共交通施策の特徴は、2013年9月に制定した「公共交通利用促進条例」に基づく点です。
条例では安全かつ快適で人と環境にやさしい都市交通の形成と、多核連携型コンパクト・シティの実現を掲げています。
都市計画と公共交通計画を一体に推し進め、将来に向けた公共交通ネットワークの再構築が実施されました。
具体的には、�々抒杏瑤噺�共交通結節拠点間のフィーダー路線化 �▲丱肱�線空白地域や施設と公共交通結節拠点を経由する循環系統の運行 �Ｅ埒潅楼萋發亮舁彁楡漾Φ鯏世鰺�機的に連絡する循環系統（まちなかループバス）の強化を進めています。
すぐに相談できる信頼関係
市内を走ることでんバス�蠅楼柄亜�経営破綻し民事再生法の申請に至りましたが、「利用者の声を吸い上げる仕組み作り」を強化し、経営再生を果たしました。
市とともに公共交通ネットワークの再構築を実施することで徐々に利用者が増加しました。バス会社の経営が安定することで、市の財政負担も減少し、相互の信頼関係も深まっているようです。
高松市は条例の中で市の責務を「公共交通の維持・改善が可能な街づくりを推進し、利用促進に係る施策を実施する」と明確にし、民間企業との連携を強化することで、市民が利用しやすい公共交通の再構築に成功しているのではないかと感じました。
