市政の動き−議会報告
【25.03.09】��1965 最高額を更新!! 基金残高約372億円
2024（令６）年度３月補正予算案
三星市長は3月定例会開会日の２月28日、一般会計及び国民健康保険事業・桜井駅周辺特定土地区画整理事業・介護保険事業の３特別会計の補正予算案を提案しました。
3月31日の年度末を控えての補正予算であり、基金関連が主な内容です。年度末における基金残高は、約372億円となる見通しで過去の最高額を更新することになります。
37億３千万円余の追加補正で 一般会計予算総額は834.9億円
提案された一般会計補正予算案は、歳入歳出をそれぞれ37億3593万円追加する内容です。
その結果、予算総額を834億9000万円となります。
個人市民税１億円、個人市民税14億円など歳入増
個人市民税が１億円、法人市民税が14億円、配当割交付金が１億4000万円、株式等譲渡所得割交付金が３億5000万円、法人事業税交付金が２億9000万円、地方消費税交付金が２億5000万円、児童手当や保育、学校給食関係の国庫支出金が５億6000万円など、歳入が大幅に増えています。
また年度末になるまで未計上であった2023年度からの「繰越金」３億7000万円余も計上されています。
物価高騰対応給付金７億円など多くの歳出を減額
歳出では、
障害者扶助費で6000万円余、私立保育園委託料で3億8000万円余の増額補正がされています。
その一方で、物価高騰対応支援給付金で７億1000万円余、介護保険事業への繰出金で１億4000万円余、ごみ焼却施設工事費で１億4000万円余、南明治第一土地区画整理工事費で１億4000万円余、小中学校施設改修工事費で１億8000円余、公民館保全改修工事費で１億円余など、事業費がほぼ確定したこと等により、当初予算等で計上したものの不用となる見込みの予算が大きく減額されています。
『余裕財源』は 基金取り崩しの中止や積立に
歳入が増える一方で歳出が減少すれば、当然、『余裕財源』が生じます。
予算は年度内に事業を執行するのが原則です。3月31日までの年度末までに新規事業等を行うことは事実上、困難です。
そのため当初予算等で予定していた基金の取り崩しを中止したり、新たに積み立てる補正予算を組んでいます。
その結果、2024年度末の基金残高の見込みは、371億9900万円余となります。過去最高であった昨年度末より15億円余の増加となります。
◇取り崩しを中止する基金名と金額
公共施設保全基金：２億円
情報通信基盤整備基金：４億円
都市基盤整備事業基金：12億円
介護給付費準備基金：３億円
◇新たに積み立てる基金名と金額（億円以上）
庁舎整備基金：10億円
情報通信基盤整備基金：３億円
財政調整基金：20億円
都市基盤整備事業基金：32億円
（土地区画整理事業基金を廃止→移し替え）
