市政の動き−議会報告
【25.03.30】マイナ保険証利用登録は可能だが
相変わらずトラブル多発
日本共産党の森下さちこ議員は、3月5日に一般質問に登壇し、マイナ保険証の利用登録の解除について質しました。
マイナ保険証は2021年に導入されましたが、他人の医療情報が表示されるなどトラブルが相次ぎ、利用は伸びませんでした。マイナ保険証一本化後も、医療機関におけるトラブルが発生しています。
マイナ保険証利用者への 「資格確認書」交付は考えない
12月2日以降、健康保険証が廃止されマイナ保険証一本化となりました。
マイナ保険証利用率は、健康保険証が廃止される直前の2024年11月には18.50%、廃止後の24年12月と25年1月はともに25.42%でした。
マイナポイント付与を目的としマイナ保険証の利用登録をした人の中には、「資格確認書」の交付を望む人もいます。森下さちこ議員は、「マイナ保険証利用登録者に対しても資格確認書を交付できないか」を質しました。
市は「国の『資格確認書の運用等に関するQ&A』で『一律に資格確認書を交付することは認められない』とあり、考えていない」としました。
マイナ保険証利用登録解除 オンラインでは不可
2024年10月28日から、マイナ保険証利用登録の解除が可能となりました。2025年1月末までの全国の解除申請累計は5万8000件を超えています。利用登録解除に至った理由として「マイナ保険証への不安」「資格確認書がほしい」ということが挙げられています。
マイナ保険証への利用登録は、マイナポータルからオンラインで簡単にできますが、マイナ保険証の利用登録解除については、「国民健康保険、後期高齢者医療保険いずれも、マイナポータルを使ってオンラインで行うことはできない」と答弁がありました。
マイナ保険証の利用登録解除について
マイナ保険証の利用登録解除の申請は、加入している医療保険者等に行う必要があります。勤務先の健康保険組合等に加入している場合は、そちらにお問い合わせください。
国民健康保険、後期高齢者医療保険加入者で、利用登録の解除を希望する場合は、国保年金課の窓口または郵送にて、「マイナンバーカードの健康保険証利用登録の解除申請書」を提出してください。
国民健康保険では、有効な保険証をお持ちでない場合は、資格確認書を即日交付します。郵送にて解除申請を行った場合は、市役所にて申請書を受理した後、世帯主宛てに簡易書留で資格確認書を郵送します。
解除申請をされた方で有効な保険証をお持ちの場合は、資格確認書を交付しません。引き続きお手元の保険証をご利用ください。保険証の有効期限が切れる前に資格確認書を郵送します。