市政の動き−議会報告
【25.04.08】核兵器禁止条約への参加・批准を求める
「核兵器廃絶」は被爆者の願い
請願を提出した愛知県原水爆被災者の会(愛友会)は、昨年12月にノーベル平和賞を受賞した日本被団協の愛知県の支部です。日本国内外で自らの被爆体験を語り、核兵器廃絶を求め運動を行ってきました。
2017年に「核兵器禁止条約」が制定され、今年3月開催の第3回締約国会議では、核兵器廃絶が「世界の安全保障と人類の生存にとって必須である」と政治宣言を採択しています。
しかし日本政府は締約国会議へのオブザーバー参加も見送りました。アメリカの核の傘に依存し、核兵器の保有と使用を前提とする「核抑止論」を支持しています。
3月議会で北名古屋市が同団体の請願を採択し、県内では10市町村が国に対し意見書を提出することになりました。
祝意・敬意は示された
請願の審査を付託された総務企画委員会では、日本被団協に対する祝意や敬意は示されましたが、被爆者が求める意見書の提出については、「安全保障上の問題」などを理由に不採択となりました。
本会議でも賛成少数で不採択となりました。
議員提出議案は全員賛成
「ふるさと納税制度に関する意見書について」「学校給食費の無償化に関する意見書について」の議員提出議案2本は、開会初日に議員全員の賛成で採択されました。