市政の動き−議会報告
【25.06.22】小中学校トイレにも生理用品を
過去、モデル校に配置
安城市では2022年度にモデル校を指定しトイレに配置したものの、翌年度中止としました。その一方で小中学校のトイレに生理用品を置く取組みを継続する自治体も出てきました。森下議員は実施している自治体を視察し、今回の一般質問に望みました。
みよし市の取り組み
みよし市では、小学校8校、中学校4校のトイレに生理用品を置くようになり4年目を迎えます。
生理用品を置く前は、「何かあった時に、自分から言える子になってほしい」と考え、生理用品をトイレに置くことが必要なのかと懐疑的であり、学校側(特に養護教諭)の負担が増えるなど、否定的にとらえていました。
実際は心配していた「いたずら」や「持ち去り」はなく、生理や身体のことで不安なことや心配なことがあれば、保健室に個別で相談に来る児童生徒もおり、校長から「丁寧に利用されている。おいて良かった」と感想が述べられています。
刈谷市の取り組み
刈谷市は2022年10月からモデル校を指定し、個包装の生理用品を手洗い場におきました。年度末までに月平均で100個前後が使用されていると状況を把握し、次年度から配置する学校を増やすことにしました。2024年度からは全6中学校のトイレの個室に、全15小学校のトイレの手洗い場に生理用品を配置することになっています。
心配していた「無駄遣い」や「いたずら」は一切ないとのこと。保健室にも置いてあるが、取りにくる子は居なくなり、児童の生理に関わる家庭の状況や困りごと、体調を直接とらえる機会は減少したが、学校全体で子どもたちの表情をみることに努めていると言われました。
安城市も置くべきでは
国も生理用品の問題に取り組んでおり、毎年、全国の自治体の取組みを調査しています。愛知県内では15自治体で、小中学校のトイレに生理用品を置いてあるとの報告もあります(資料「生理の貧困に係る地方公共団体の取組のうち、地方公共団体の独自の取組」)。
森下議員は、子どもたちが安心して学校生活を送るために、小中学校のトイレに生理用品をおくことを求めましたが、「各小中学校から困っているという児童生徒の声は上がっていない」とし「保健室に生理用品を設置し、養護教諭から手渡すことを継続する」と、昨年9月議会と同様の答弁をしました。
声が届く教育現場に
生理のある子どもにとって生理用品は必要不可欠な衛生用品です。国の資料では、「子どもたちの実態を把握するためにアンケートを実施し、その結果から、予算をつけ、トイレに配置した」との事例が紹介されています。
森下議員が、実態を把握し、子どもたちの声を反映させた教育現場の整備を求めたところ、「改めて女子児童生徒の声、養護教諭の意見を聞くことから始めていきたいと考えている」と答弁しました。

