市政の動き−議会報告

【26.09.12】特定会派だけが選ばれる不透明な仕組み

特定の会派がポストを独占

 安城市議会の一般質問において、都市計画審議会の委員として、議会から2名の議員が選出されていることが取り上げられました。しかし、その選出方法について、いくつかの問題点が明らかになっています。

 今回取り上げられた都市計画審議会とは、市が都市計画を定める際に、国の都市計画法に基づき都市計画案を調査・審議する機関です。
 市の都市計画審議会条例では、委員は学識経験者、市議会議員、公共的団体の役職員、関係行政機関や県職員などから、市長が任命することが定められています。
 その審議会の委員に選ばれているのは特定会派の議員のみで、そもそも議員が審議会委員になっている事実すら知らされていなかった会派もありました。
 議会内で情報の偏りが生じる構造となっており、公平性の観点から課題があると言わざるを得ません。
 都市計画マスタープランの策定・変更・廃止は議会の議決が必要な重要案件です。本来、議会は行政から独立して審査する立場ですが、審議会に特定会派の議員だけが参加することで、行政の議論を事前に把握できる状況となり、議会の中立性が損なわれるおそれがあります。
 市は「議決事件であるため、委員本人から発言を控える申し出があった」と説明しています。しかし、発言を控える必要があるのであれば、委員としての役割を十分に果たしているとは言えません。役割を果たせない委員に報酬が支払われ、しかも特定会派の議員だけが選ばれている状況は、公平性と透明性の観点から大きな問題です。

委員選出は議長に一任

 委員の選出は議長一任とされていますが、結果として特定会派のみが継続的に選ばれている状況は、議会の代表性や説明責任の観点から改善が求められます。
 全国でも特定会派によるポスト独占が問題となった事例があり、同様の構造を生まないためにも、選出方法の見直しや情報共有の徹底が必要です。
 市民に開かれた議会であるために、透明性の確保と公平な運営が求められます。

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